親子で、きょうだいで、 お寺で過ごした時間がたからものに
親子の日 Press 2022年2月4日

好きになった人の家がたまたまお寺だったので、私は副住職の妻となったのですが、お寺に入り生活してみると、先祖から受け継がれた 歴史の重みを感じずにはいられませんでした。

当初は「お寺のお嫁さん」というプレッシャーもありましたが、今は伝統や格式は重んじつつも、私らしく在ればいいのかなと思っています。 昨年、4人目を出産。元気いっぱいな3兄弟とのわちゃわちゃした生活に、一つのほんわかとした光があらわれたようで、癒されています。 子どもたちは育ち盛り、食べ盛り。時間に追われバタバタ過ごす日々ですが、みんなで食卓を囲む時間が、一番の喜びです。 広い境内を自転車で走り回り、椿の木の上で基地づくり。一時もじっとすることなく一日中動き回っている3人。地域の皆様にもやさしく見守っていただき、お寺の子どもだからこその環境に助けられていて、ありがたいですね。 私の仕事として欠かせないお堂や客間のお掃除は、束の間一人になれる、心地よい母時間。床を拭き、柱を磨き、庭の花を飾ります。 この先子どもたちは、あっという間に大きくなり、それぞれにここを出ていくのでしょう。きっと私はこの場所で、子どもたちの帰りを待つのだと思います。やわらかであたたかな空間を守り続けていけたらと思います。

(竹林光未)

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