親子の日 Press 2022年7月3日
段差のあるリビングに、天井まである壁一面の本棚…と、わが家は面白空間。料理をする私のすぐ横でピアノを弾く娘。自由な発想が生まれる時間です。
二回り年上の夫は美術評論家で、展覧会企画や公共空間に彫刻や絵画などのアートプロデュースをしています。夫と一緒にアートの仕事に熱中し、アート漬けの毎日は刺激的で楽しく、仕事=生活という感覚に。けれども体を壊してしまい、神奈川県葉山町に引っ越しました。
母になることを諦めかけた頃、38歳で高齢出産。ネット検索のしすぎで不安に煽られていた私を、支えてくれたのは、地域の先輩お母さんたちでした。
そのつながりから、1歳の娘をおんぶして手伝い始めた葉山芸術祭。翌年には実行委員として運営に参加。娘と2人きりで視野が狭くなりがちでしたが、多くの視点に触れ、世界が広がりました。
保育園では周囲に馴染まず、荒れることもあった娘。落ち込んだ私が幼稚園に転園させたのは「子どもの環境を整えるのは大人」という園長先生の一言でした。
娘が「そのまま」いられる場所を守るのが私の役目。いろんな意見も取り入れつつ「お母さん」としての覚悟が生まれたように思います。自分の、家族の、居場所があることが幸せです。
(清水衣里)

いつも、仕事帰りの私を迎えてくれるのは、豊かな葉山の自然。そして妻と娘の笑顔が、何よりの癒しです。休日に花木に囲まれた自宅アトリエの庭にテーブルを出し、家族や友人とお茶を楽しむひとときは至福の時間です。

(清水敏男)

 

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