沖縄県那覇市にあるジュンク堂で開催された写真展「ブルース・オズボーン 親子の写真展 in 沖縄」では、会場内にお勧め本のコーナーを設置するという新しい試みが実施されました。
「読書の秋」にちなんで、その中からいくつかの推薦書籍を紹介します。
最初に紹介するのは、ブルース・オズボーン推薦の「橋をかける/美智子」です。
以下、オズボ―ンの推薦文からの抜粋です。

 

——「子供の本を通しての平和」をテーマにニューデリーで行われた、二十六回国際児童図書評議会(IBBY)の基調講演者として招かれた美智子皇后のお言葉をまとめた書籍です。
皇后様ご自身の貴重な体験を通じて語られている読書の重要性や読書によって形成されるかけがえのない人としての土台等が、陛下ご自身の美しい言葉によって語られている貴重な本。
最後にこんな言葉で締めくくられています。

 

子供達が、自分の中に、しっかりとした根を持つために
子供達が、喜びと想像の強い翼を持つために
子供達が、痛みを伴う愛を知るために
そして、子供達が人生の複雑さに耐え、それぞれに与えられた人生を受け入れて生き、やがて一人一人、私共すべてのふるさとであるこの地球で、平和の道具となっていくために。

皇后様から、以前プレゼントとしていただいた本を、この機会に多くの人に読んでいただきたいと思って選ばせていただきました。

 

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