【テキスト版】第8回・オンライントークライブ

第8回の オンライントークライブは2月26日(日)に行われました。

 

ゲストは、放送作家、作家、作詞家など、マルチな分野で活躍中の藤井青銅氏をお迎えして、尽きない創作への原点、今後の野望、そして藤井氏の伝えたい「未来への贈り物 Present to the Future~」についてうかがいました。

 

伊集院光やウッチャンナンチャン、いっこく堂、オードリーなどの仕事に放送作家として携わる一方で小説、ショートショート、ライトノベル、随筆など、文筆家としても幅広く活躍する藤井氏とは長年の友人であり仕事仲間の関智が、今回もMCを担当。ホストとしてブルース・オズボーンと井上佳子が参加しました。

 

関智(以下Sと表記 )みなさんこんにちは! 

東京、葉山ともに快晴で気持ちのいい日曜日です。 

ゲストに放送作家&作家の藤井青銅さんをお招きしました。

よろしくお願いします。

 

藤井青銅(以下Fと表記 ) こんにちは、よろしくお願いします

 

S_藤井さん、近況はどうですか?

 

F_最近も日々疲れておりますけれども。まあ疲れているのが私のデフォルトなので、別にどうってことないです。30年間ぐらい疲れて いますから。

 

S_ブルースの展覧会のお知らせがあるということで、まず最初に佳子さんから紹介していただけませんか?

 

Y_ 3月1日から展覧会があるので、紹介させていただきます。

逗子マリーナの中にあるAOっていうレストランで1 日から1カ月間ブルースの写真展覧会があります。

ビーチから拾ってきたものを集めて作った作品と今まで撮った湘南の風景写真を一緒に展示するんです。地球のこととか環境のことを考えるきっかけになって欲しいと思って企画した内容です。

すてきなロケーションなのでぜひ、楽しんでいただけると思います。

 

S_去年は帝国 ホテルでやりましたね!

 

Y_そうです。

今回もビーチで拾ったゴミを撮った写真を展示しますけど、今回は風景写真を組み合わせて展覧しました。

タイトルは「NATURE CALLS」っていいます。

S_美しい風景を見ながらその反面にはゴミ問題もあるという。 

見た人に、地球のことを考えてもらえるきっかけになったらいいですね。

 

F_そういうのはやっぱり、逆説的な意味で、綺麗な会場に展示したらいいんでしょうね。

 

S_ということで、本日のゲストの藤井青銅さんです。放送作家でありながらたくさんの本を出版していますよね。

 

F_一冊もヒットがないままずっと出し続けております。

 

S_しかし、当てずに出版を続けるのはなかなか至難の業ですよ。

僕とも古い付き合いでデビューの時ぐらいから知っているんです。

では藤井さんの華麗な出版歴を説明してください。

F_「死人にシナチク」は本としては最初に出たんですね! 

 

S_当時ラノベ(※ライトノベルの略で娯楽小説のジャンルの1つ)という言葉はなかったんでしたよね。これは当たりましたね。

F_次の「修学旅行協奏曲」もラノベです。

徳間書店のアニメージュに連載していたんですね。冒頭に漫画を4ページぐらいつけてそのまま小説に入っていくって構成にしたんですよ。文庫にする時に導入のストーリー漫画を書いてくれって僕が言ったのはよく覚えています。 

 

S_じゃあラノベを作ったのは藤井さんといっても過言じゃないわけですね。

 

F_私だと言い張りましょうか、こうなったらね!

 

S_炎上しますから、やめてください!!

F_「愛と青春のサンバイマン」は関さんとやった仕事ですね。制作会社がロボットアニメを作るというお話です。

 

S_アニメ制作の舞台裏という話は、その後他の方の小説や、そして映画にもなって当たりました。その走りですね。

 

F_「プリズム・ショット」は、ショートショートですね。これもアニメージュに連載しました。

 

F_「クール・ボイスでささやいて」もアニメージュ連載ですね

F_「超能力はワインの香り」は「死人にシナチク」が売れたから同じようなもの書いてって言われて書きましたね。「超能力はワインの香り」がちょっと少女メルヘンチックですね。左の「アロワナ・ガール」は、ちょっと真面目なもの書けって言われて書きました。全然売れませんでした(笑)。

 

 

F_「笑う20世紀」はショートショートですね。大人向けの週刊小説(実業の日本社)にポツポツと書いたものをまとめたものですね。

 

S_藤井さんのキャリアのきっかけは星新一ショートベル賞ですね。

 

F_星新一ショートショートコンテストで賞をとって始まったんで、だからショートショートの依頼が多かったですね。

S_「宇宙の法則」はちょっと趣旨が違います。 

 

F_文庫じゃないもの、単行本の最初だと思います。

 

S_マーフィーの法則をパクったって言われてますけど

 

F_1巻が出て、そこそこ評判になったんで2巻目が1年後に出たんです。「マーフィーの法則」が出たのはその数カ月後なんです。でも、マーフィーが大ヒットしまして、私の本が2卷とも便乗本と言われている。先に出したのに便乗本と言われてます(笑)。

S_素晴らしいですね。予言のようなものですね。それから日本史ですね。

F_単行本の「超日本史」を文庫にしたのが右の本です。文庫は売れましたね。しりあがり寿さんに絵を描いてもらいました。

S_「TV マスコミ「ことば」の真相」はどんな内容ですか? 

F_アンブローズ・ビアス著の「悪魔の辞典」みたいなものをマスコミ用語でやりましょうというので書いた本です。

 

S_言葉に関する書籍が多いですね。

 

F_「TV マスコミ「ことば」の真相」 は明治学院大学の社会学部のオリジナルサイトに「おすすめの本」として紹介されたこともあったんです。

 

F_「団地になった男」は人名の語源をさかのぼって書いた本です。例えばサンドイッチ。サンドイッチ伯爵がサンドイッチを作ったっていうのはみんな知ってますけれども、サンドイッチ伯爵ってどういう人生をおくった人なのかは誰も知らないんです。この本ではそういう人の話題を集めて書いたんです。

S_「東洋一の本」 はどんな内容ですか?

 

F_ 「昔よく使われた東洋ってのは何だ」っていうことを調べて書いた本です。これは古い本のように見えますけど最初からこういう体裁で作ってもらったんです。色とかがわざとずれてんです。 

東洋一のサウンド・クリエーターの横山剣さんに帯を書いてもらってるんです。

 

S_洒落てますね。

F_「誰もいそがない町」は、ショートストーリーとポエムとなんか童話とか一緒になったようなものです。関さんは嘘の藤井青銅だとおっしゃいますけど。

 

S_化粧した藤井青銅ですね(笑)。

 

S_「略語天国」は小学館から出たんですね。

 

F_小学館から出た本ですけど、略語についていろいろ考察した内容で評判良かったんです。それで、クイズ風にしましょうということになって「メアドな日本語」を出しまた。

 

S_言葉の本だから新聞社の人とかが取り上げてましたね。

 

F_ 毎日新聞の社説のような記事でも取り上げられました。

 

S_「ラジオな日々」は藤井さん本人の本業についての話ですね。

 

F_自伝的長編ってやつですね。自分が放送作家になった頃のことを書きました。帯の言葉を大瀧詠一さんにもらったんです

 

S_そうですか! それは貴重ですね。

F_「歴史Web」の制作では、関さんとやりましたね。

 

S_これは「もしもシリーズ」っていう感じですね。

 

F_もしもこの時代にWebがあったらっていう話とか、邪馬台国のホームページがあったらこんな風だろうとか、江戸幕府のホームページはこんな感じとかみたいな!

 

S_これ 売れましたね!

S_次に「あんまりな名前」が出るんですね。これも言葉ですね。

 

F_面白い言葉を集めて、なんでそんな変な名前が付いてるんだろうというのを書きました。

F_「笑戦国史」は戦国時代をコント風に書き下ろしました。帯をオードリーの若林さんに書いてもらったんです。この頃は誰もオードリーの若林さん本好きであること知らなかったので気軽に書いてもらえたんですけど、今は、若林さんに帯を書いてもらうのが大変。争奪戦で、とても私なんか入り込めません。あの時に書いてもらって大変感謝しています。

 

S_放送作家なのに!?

S_「なるほど現代世界史」は書き下ろしですね!

 

F_世界の歴史近現代史について笑って読めるというような内容になっています。

 

S_「ラジオにもほどがある」は「ラジオな日々」の続編ですね。

 

F_オードリーと対談した内容も入れ込みました。

 

S_「日本人はなぜ破局への道をたどるのか?」も歴史本ですね?

 

F_前から、2022年に日本はもう終わりになるんじゃないかみたいなことを書いてまして!今すでに2023年ですけども(笑)。しかし、ほぼほぼ状況はなんか終わっている感じがあって。予言の書と言われています。

 

S_歴史は繰り返すということも言われますからね。

 

S_「ゆるパイ図鑑」はヒカリエまで巻き込んだんですね。

F_うなぎパイを筆頭に、日本中にあるパイを集めて一冊の本にしました。評判良かったんで「(財)日本パイ文化財団」 ができまして私はその理事をやっております。

 

S_ヒカリエでイベントをしましたよね。

 

F_1万人のお客さんが来ていう大変なことだったんです。ところがパイはいっぱい売れたんですが、本が大量に売れ残るという結果でした。

S_元号本も出版がちょっと早すぎたとか?

 

F_ まだ平成の時で、誰も元号に興味ない時でしたが、元号面白いんじゃないのって「アラサーの平成ちゃん日本史を学ぶ」という本を出したんですが! これも早すぎましたね。

 

S_「あなたに似た街」は佐賀県とコラボして書いたんでしたよね。

 

F_佐賀県の各市とを舞台に20本の短編とショートショートの間ぐらいな物語を書きました。

 

S_出版社のみならず、県までも巻き込んだんですね。

F_それから「悲報 本能寺で何かあったらしい…」を出したんです。これは「歴史Web」がヒットしたんでその第2弾として出版できたんです。前作にプラスして明治の頭ぐらいまでを加えました。

 

S_「ちょっと社会派」は落語集ですか?
F_ ここ10数 年ぐらい落語家の柳家花緑さんに落語脚本を書いていましたのでそれをまとめました。

 

S_「幸せな裏方」はコラム集ですね。

 

F_私がいろんな人としたいろんな仕事のことをまとめたコラム集です。

 

 

S_「「日本の伝統」の正体」は売れたんでしたよね。

 

F_売れましたね。日本で伝統的と言われているものは結構明治ぐらいからできたものがいっぱいあるっていうことを調べて書いた本です。日本の伝統は意外に明治時代ごろからのものが多いんです。

 

 

F_「「日本の伝統」という幻想」をそのあとだしました。

 

S_国技館なんかも以前はバタ臭い建物だったですよね。

 

F_ そうでした。それなのになんか大昔から今の建物があったように幻想して、それを伝統だと思ってしまう。

 

私にとっては2冊目の伝統本。自分的にはちょっと飽きてきた感じですね (笑)。

F_「元号って何だ?」は、平成が終わるということで元号が急に世間で注目を浴びた頃に出しました。

 

S_乗ったわけですね。

 

S_「超日本史」は単行本で出版された後文庫になったんですか?

 

F_平成が終わったから平成まで入れて編集し直しましょうか?ということで、今度は新書になりました! 

 

S_ロングセラーですね。

 

 

F_「国名の正体」は「正体シリーズ」ですね。国の名前っていうのはいろんな理由があるよっていうことを書いた本です。オリンピックの年だったのでチャンスだと思っていましたがオリンピックが延期になってハズれました。

 

S_オリンピックが逃げちゃったんですね。

 

 

F_「ハリウッドリメイク桃太郎」は自分ですごく書きたくて書いた本で自分としてはものすごく気に入ってるんですけど、全く誰にも注目されませんでしたね!

 

F_「「日本の伝統」の正体」は、ヒットした伝統の本を新潮文庫からだしました。これも売れましたね。

 

S_やっぱ 伝統はいいんですね。

 

F_興味がある人が多いみたいです。

 

F_「一千一ギガ物語」は、昔書いたショートショートを全部集めて 1本の話に作ったものです。

F_「一芸を究めない」は、「幸せな裏方」の続編みたいな形ですね。

ビジネス本風に作ってみました。

F_「通説を覆す世界と日本の近代史」は、以前出した「なるほど現代世界史」に、去年ロシアのウクライナ侵攻が起きたんで、それも加えてもう一度出しましょうって言われ、去年出版にこぎつけた本です。

 

 

F_「国会話法の正体」は、先月出た本で、絶賛発売中です!

 

S_すごいですね! 駆け足で今までのお仕事を見せてもらいましたが、いろんなジャンルに手を出してますね!

 

F_ここが当たるんじゃないかといろんなとこやってみますがどれもあたらないってね。

 

S_やっぱりその企画力とプレゼン能力が高いんだと思いますね。

 

F_プレゼンは下手で企画書はすごい下手です。関さんみたいに面白がってくださる方はいるんですけど! 

 

S_何でだろう?

 

F_出版社の編集者はもちろん、放送作家やっているとディレクターたちとも付き合うんですけど!例えば、ディレクターさんや編集者が10人ぐらいいるとして、私の企画を面白いねって言ってくれるのはだいたい2人ぐらいなんですね!割合で言うと。

でその2人の間をたどっていくという感じですね (笑)。

 

S_すごい処世術じゃないですか!

 

F_世の中の多くの人が思うものはその8割の人たちがいいねと思うようなもので2割のちょっと変わった人たちが面白いねって言ってくれるものを書いてるんでヒットしないんだろうなっていうのはさすがに60 代になって分かってきました。

 

S_じゃあ、その2割がおかしいってこと?

 

Y_ 読ませてもらいましたけど、面白かったですよ!

 

F_ありがとうございます。

 

Y_2割の仲間です! どうやったらこんなにたくさんの本を書けるんだろう? 私にはこんなにたくさんかけないな〜って思って、違いを考えてみたんです。それで思ったのは、私は人生にピリオドがないからまとめられない。藤井さんはその都度小節に区切って生きてるからチャプターとしてまとめていけるのかなって思いました。

 

F_なるほどね! だから元号の2冊目に私がもうあんまり乗り気でないっていうのはそういうことかもしれませんね。元号に興味を持ったその時期があって本を出すことでピリオドが打たれる。もう終わっちゃってるんでしょうね!きっと。うんそうかもしれない

 

Y _いろんなものに興味を持っていますよね。

 

F_いつもネタは何本かあるわけ。出したい本の企画はあるんですけども。まあでも出してくれないものはしょうがないんで!

 

S_そもそもやりたいことを多くの人は思いつかないんだと思いますよ。

F_そうなんですか?

 

S_そうなんでよ。還暦も過ぎてもうそろそろ後期高齢者になろうとする人がやりたいことをわんさか持ってるなんてね!

 

F_おじいさんですからね。

 

S_そこが藤井さんのエヴァグリーンなとこですよ。

 

F_僕はみんなそうだと思うんですけど。

 

S_みんなそんなことないそうなんです。 だから趣味を見つけなきゃなんて言ってるんです。

 

F_そういうことですか!!

 

S_やりたいことをする力が湧いてくる秘訣は何なんですか?

 

F_僕45冊ぐらい本を出してると思うんですけれども、ビッグヒットが1個もないんです。ビッグヒットベストセラー100万部とかあると多分もう書かないんだと思うんですよ。

 

S_絶対そんなことないな。つまんない野菜の名前の本を出したいとか言い出すのでは。出版社も100万部売れた作家だからしょうがないって思って出して、また売れない。100万部分の底がつくまで出すんですよね 

 

F_多分、恥ずかしいんですけど! 若者みたいな承認欲求みたいのがあるんだと思うんですよ。多くの人にこの面白いのを知ってもらいたいっていう。だからやり続けているんだと思うんです。

 

Y_まだ自分の中でこの分野には手つけてないなみたいなのはありますか?

 

F_ありますあります。 常に6〜7冊は書きたいなと思ってる本があってその中でこれは僕じゃなきゃ書けないなと思うのが今厳選すると4冊あるんです。

 

S_今聞いちゃっていいですか?

 

F_これちょっと言えません。すいません言えないです。あと4冊死ぬまでに書けるかなとか思いながら。寿命との勝負ですよね。

 

Y_楽しみ!テレビは料理と旅ものばっかりですよね。

 

F_最終的に食べ物に行っちゃうんですよね。旅でもよく見ると結局食べてるんですよ。

 

Y_ヒットのコツを知ってるからそのうちものすごいミリオンセラーが出るかもしれないですよ。

 

S_ぜひとも大ヒットを祈願します!死ぬまでにね!

 

Y_藤井さんの家族構成は?

 

S_藤井さんとは今まで親子のことを話したこと一回もなかったんですけど。藤井さんとお子さんとの関係はどんな感じですか

 

F_うちは男の子が2人なんですけれども。まあ普通な感じですね。特別に仲がいいわけでもなし仲が悪いわけでもなしという感じです。

子どもの時に大きくなったら忍者になりたいと言ってた子どもたちは今、会社員をやってますね。

 

S_本を出してるお父さんについてお子さんたちはどんな風に思ってますか?  

 

F_聞かないしこっちも話さないので、わかりませんね。息子たちも話さないですね。多分読んでない! 大人になってからは、「こんな本出したよ」って一応あげますけども読んでいるかどうかわかんないですね。

 

B_会うのは、誕生日とかなにか特別のイベントがある時ですか?

 

F_もうごく普通の親子ですから、特別なことは全くないですね!

 

Y_お父さんのDNAはどんなふうに伝わってますか?

 

F_興味はあるみたいですけど。物書きで食っていくのは大変だなっていうのはそばで見ているとわかるんじゃないですかね。

 

Y_なるほど!

 

F_僕さっきの事前打ち合わせで、ブルースさんがボードビリアンのパン猪狩さんとご縁があったって話を聞きましたので、 打ち合わせが終わった後に慌てて、自宅の本棚からパンさんの本を探したんです。「パン猪狩の裏街道膝栗毛」滝大作)ですが、見つかりました。ブルースさんたちが来日した当時に浅草に住んでいて、浅草のお笑い芸人たちと結構交流があったっていう話を聞いたんで「パン猪狩さんの本あったな!」って思って探したら見つかりました。しかもその表紙の写真を撮ったのがブルース・オズボーンさん。 

付箋がついてたのでそのページを開いたら、パン猪狩さんの最初の芸名が「東洋一(あずまよういち)」だったと書いてあるんです。

おそらく、僕は東洋一の本」を書く時これをネタに使ってるんです。その頃から、ブルースさんと何かしらのご縁があったんですね!

 

B_そうですか! 浅草に住んでいたのは今からもう 40年くらい前で、浅草があまり元気じゃない頃でした。

 

Y_パンさん、早野凡平さん、百面相の波多野栄一さん、トランペットのボン・サイトさんなど、本当に素晴らしい芸人さんがいました。

野凡平さん以外は、あまりテレビに出てない芸人さんの芸をブルースがビデオで撮影したり写真を撮ったりしたので、いまでは貴重な記録がたくさん残っています。

 

F_なるほど!それでこのパンさんの本の表紙の撮影をしたんですね。

 

Y_その頃のクリエイターは、麻布とか青山とか六本木界隈に住んでいたので、ブルースが浅草に住んでいたのは珍しがられていましたね。

 

B_パンさんも若いアーティストと交流はなかったから私たちのところにお友達が来ると喜んでくれました。

Y_ パンさんはもつ煮込みのお店をしてたんです。うちの長女の1歳の誕生日に芸人さんが集まってバーでパーティーをしてくれたり!楽しい思い出がいっぱいあります。

貴重な記録なので、いつか皆さんに見てほしいですね。

 

S_見たいですね是非!

話がつきませんが、藤井さんからの「未来への贈り物」はなんでしょう?

 

F_「未来への贈り物」を懐かしい原稿用紙に書いてみました。

私からの「未来への贈り物」のメッセージは「何をやってもよし」

です。いろいろやるなとか、これやっちゃいけないとか、あるいは前例にないとかそんなこと関係なくて、面白いと思ったことは「何やってもいい」んだということで皆さんやった方がいいんじゃないか なと!

 

S_嬉しいメッセージですね。

 

Y_今日は長い時間ありがとうございました。これからもどうぞよろしく。

B_よろしくお願いします。

 

F_この本もよろしくお願いします。

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