全米が熱狂した「THIS IS US 36歳、これから」は、家族の意味を卓越した構成力で表現した傑作ドラマである。
Oyako Day Editorial Team 2018年10月13日

2016年からアメリカのテレビ局NBCで放映され大好評を得た本作は、日本では2017年10月からNHK総合で放映された。アメリカで評判になっているという話は聞いていたが、うっかリアルタイムで見損なってしまったので、アマゾンプライムで第1シーズン全18話をイッキ見した。約18時間!

 

いやあ、めちゃくちゃ面白かった。

 

紹介文はこうだ。

人生はサプライズの連続。これはあなたの物語です。 誕生日が同じ36歳の男女3人。自分が演じる役に嫌気がさしているイケメン俳優、“脱肥満”を目標に努力する女性、幸せな家庭を築いているエリートビジネスマン。 置かれている状況も性格もまったく異なる彼らには、同じ誕生日以外にも共通点があった…。人生の壁を乗り越えようとする中で、それぞれが大切なものを失い、そして見つけ、3人の運命の糸が次第にたぐりよせられ・・・・・・。

 

あらすじを見ると、いかにもなヒューマンドラマのようであるが、しかし本作の魅力は、その家族たちのエピソードが時間軸と空間を飛び越えて、多角的に語られていく構成にある。

 

たしかに物語はとりたてて派手な要素は無いのだが、じっくりと人間に向かい合って、家族の絆、夫婦の確執、親子の愛情などを丁寧に描いていく。そして誰にとっても、このドラマは「THIS IS US」といえる説得力がすごいのだ。

 

最初はさりげなくおかれた伏線が、静かな感動となって回収されていくシナリオは、おもわず唸ってしまうほどの手腕だし、対照的には配置されるキャラクター像もリアリティをもって描かれていく。

 

人生に行き詰まったり、思い悩んだ時、そっと肩を押してくれるようなドラマ、それが本作の魅力なのだ。

 

 

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