毎日新聞で毎月最初の月曜日の朝刊に掲載されている「親子をつなぐこの1冊」。
今月、文 天童荒太さん、絵 荒井良二さんの「どーしたど―した」(集英社)です。
主人公のゼンは、小学3年生の元気だけどちょっと変わってるところのある男の子。
口癖のように「どーした」と口にして回ることから、周りの人から嫌われたり、
迷惑に思われているようです。
そんな男の子が、ある事から周囲を巻き込んでいく様子が、鮮やかな絵とともに描かれています。
この本をご紹介いただいたのは宮台由美子さん。(代官山蔦屋書店)
大人が読むと、きっとゼンの姿に「忘れていた大切な事」を思い出させてくれるこの絵本。
「子供にはちょっと難しいかも?」という固定観念にとらわれず、
ぜひ、この機会に「親子」でこの絵本を広げてみてはいかがでしょうか?
幸せに生きる鍵は、意外に簡単に手の届くものだと気づかせてくれるはずです。