「尊敬は、家族円満の秘訣」

 

私は、母から父の悪口をきいたことがなく、いつも「素晴らしい人」と聞いて育ちました。
唯一、一度だけ母が「だから明治生まれは、分からず屋!」と言って怒っていたのを覚えています。(笑)

 

父は、私が生まれる頃から癌で、子供の頃に他界しましたので、
その母の言葉が今でもそのまま生きています。
寂しい時期もありましたし、父親のいる家庭を羨ましいと思うこともありましたが、
私は幸せなことに、ずっと「素晴らしい父の娘」として誇りを持って生きてこられたと思います。
母には、本当に感謝しています。きっと、母の女性としてのプライドだったのでしょうね。
明治生まれの頑固で、やんちゃな夫を愛せるのは自分しかないなんてね。

 

私が、母になり子育ての中で大事に思っていることの一つで、
父親のことを子供たちには、尊敬をして欲しいと願っています。
もちろんそのために嘘や無理をいうということではありません。
私の役目は、仕事で不在がちな父親が、一生懸命に働いていることを「伝えること」。
いつか分かる日が来る、という考え方もあるかと思いますが、
尊敬や感謝を早く気がついた方が、いいと思いませんか。

 

尊敬や感謝は、「愛情」の種で、たくさんの栄養をあげれば「幸せの花」がたくさん咲くと思います。

 

是非、親子でも夫婦でもお互いの素晴らしいところをたくさん言葉にしてみてくださいね。
なぜなら、親子・夫婦・兄弟・友人でも「尊敬する」ことで、自分が幸せになれると思うからです。

 

島田まき

 

「食を通じて幸せを」をコンセプトにした料理研究家の主宰する家庭料理教室Makicooking Studio

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